泉福寺 西山浄土宗 洛西観音霊場 第十六番札所 TEL 075-921-3888 FAX 075-950-1887

〒617-0003 向日市森本町四ノ坪30-2 TEL 075-921-3888 FAX 075-950-1887

泉福寺起・本尊・秘仏

1200年以上の歴史を持つ泉福寺

寺院 石碑

建立は都が長岡京から平安京に移された延暦13年〔794〕とされます。
桓武天皇はその遷幸の際、突然雷雨に見舞われ、あわてて松の木に逃げ込まれました。
激しい落雷の中、松の木の下で天皇は一心に観音経を唱えられ、
そのかいあってか、雷雨はやみ、無事遷都できたといわれています。
このお礼にこの松の木で観音様を刻み、御堂を建立したのが始まりとされています。

泉福寺は洛西観音霊場16番札所(らくさいかんのんれいじょう)です。

洛西観音霊場とは

桂川西岸から西山にかけての地域(旧乙訓郡及び葛野郡に相当)に置かれた観音霊場です。
三十三番までの札所と番外札所三ヶ所の計36寺院(現在は実質35寺院)から構成されます。
洛西三十三観音霊場、また旧称の洛西観音霊場とも呼ばれます。

4年に一度、閏年にご開帳。
秘仏について

次回のご開帳は2024年を予定しています。

鹿の皮の袈裟を着ている為、鹿皮観音(ろくひかんのん)と呼ばれる場合もあります。

「不空」とは信じれば必ず願いが叶い空しい思いをさせない、という意味で、
「羂索」とは古代インドで密猟や戦闘に使われた捕縛用の縄のことです。
そのため名前にはあらゆる人々の悩みを逃がすことなく救済し、
願いを叶えるという意味があります。

十一面観音の2倍のご利益である二十種の功徳(現世利益)と
八種の利益(死後成仏)が得られ、 奈良時代に信仰が盛んであったとされます。

ご利益

健康長寿、病気治癒、財福授与、美しくなる、罪障消滅、 極楽浄土に行けるなどのご利益があるとされています。

本尊(三つ目観音)の像容

本尊前立仏

※写真は前立仏です。

8本の手と3つの目の像容が基本です。
鹿皮の袈裟をまとっている場合があり、手には羂索、錫杖、蓮華などを持っています。

たくさんの方に三つ目観音様と親しみを込めて呼ばれています。